MADE IN JAPAN
DESIGNED IN SWEDEN
シーズンではなく、
何十年先を。
トレンドに従うようにデザインされたものがある一方で、持ち主とともに歩むように設計されたものがあります。
時間が経つにつれて表面は変化し、角は丸みを帯び、使われた痕跡が少しずつ現れてきます。それは欠点ではなく、その物が歩んできた物語の一部です。誠実な素材を選び、劣化するコーティングを避けることで、私たちはものが痛むのではなく、時間とともに育っていくことを可能にします。
いつまでの新品のような状態を保つことが目的ではありません。私たちの目的は、持ち続ける価値のあるものを作ることです。
STEKA PANは、MOZAMBIQUEが目指すゴールではなく、始まりに過ぎません。
スウェーデンのデザインエージェンシーADDIとMOZAMBIQUEがコラボレーション。
互いに規律を共有しながら、ゼロから設計しました。既存モデルの転用ではなく、再解釈でもありません。
あらゆる線、プロポーション、表面は、すべてが意図的に設計されています。スカンジナビアのデザイン美学と日本のものづくりへの誠実さ、ふたつの哲学が緻密なバランスで融合されたデザインです。
すべての形に、理由があります。
MOZAMBIQUEはアウトドアギア販売から始まりました。このソテーパンはその精神を受け継ぎ、日常に馴染むプロダクトとして磨き上げました。
アウトドアでも使える逞しさと、キッチンの棚や壁ににそっと収まる美佇まい。
キッチンの空間限られた空間のなかで、棚に仕舞われるものではなく、壁にかけても美しい、共に生きるプロダクトとして設計しました。
コーティングなし。無垢のアルミニウムパン。
剥がれるものはありません。
買い替える心配は不要です。
世代を超えて使われることを想定して設計しています。
すべてのパーツは交換可能です。
万が一壊れても修理することで生涯にかけて使うことができます。
長く使えるだけでなく、時間とともに育つように設計しています。

甲斐あかね鱒のミキュイ蕗の薹のブールノワゼットソース
”使うほどに記憶が重なり、長くそばに置いておきたくなる道具。”
今回訪ねたのは、富士北麓の自然や、幼少期の記憶までを料理に落とし込むシェフ。
兄弟で育った土地の記憶や、母親がつくってくれた料理、自分たちにしかない感覚をコースに織り込むというその考え方は、体験とともに価値を深める道具づくりとも響き合います。
料理を考えるときに大切にしていること、この土地で料理をする意味、そしてSTEKAの可能について聞きました。

アルミニウムは、よく軽い素材として語られます。しかし厚みが5ミリに達するとき、その振る舞いは変わります。
鋳鉄に近い蓄熱性。
重さはその半分。
扱いやすさと、調理性能。そのどちらも妥協しないための厚みです。
加えて、アルミニウムは熱伝導率の高い素材です。
熱は調理面全体へ、すばやく均一に広がります。局所的に熱が偏ることはなく、火加減を、より繊細にコントロールできます。

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スウェーデンの設計思想
日本の職人技
プロダクトは、二つの伝統の対話から生まれます。
スウェーデンから受け継ぐのは、抑制を重んじる設計思想です。余分な要素を削ぎ落とし、必要なものだけを残す。すべての選択は機能から導きます。
日本から受け継ぐのは、手間を惜しまない製作への姿勢です。素材を知り、工程を重ね、時間をかけて精度を高めていく。その積み重ねが、細部にまで行き渡ります。
どちらか一方だけでは、完結しません。設計の思想と、製作の精度。その二つが交わるところで、かたちが生まれます。すべてのプロダクトは、ひとつの着想から始まります。一本の線。ひとつの比率。
しかし、それは図面の上だけで完成するものではありません。素材に触れ、実際に手に取り、職人の手で形にしていく。試作を重ねるなかで、少しずつ調整され、試され、洗練されていきます。意図と実践のあいだにある、絶妙なバランスを探っていきます。
このバランスがMOZAMBIQUEのものづくりを定義しています。
「設計と製作を、ひとつの仕事に。」その考え方が、すべてのプロダクトに貫かれています。